これまでに紹介した書籍
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2016年  2017年
『熊野と神楽−聖地の根源的力を求めて−』
【著者】鈴木正崇
【出版情報】平凡社、2018年5月15日刊、1,000円(税別)/Kindle版 864円
【紹介】「中世以降、個性的な展開をとげた熊野信仰を、湯立、縁起の伝播、神楽の生成を軸に、花祭や彦山との対比、修験道の役割にも目を配りつつ分析、聖地熊野の根源を探りあてる。」(HPより)
 
 平凡社
『関東・甲信越 山の神社・仏閣 札所ガイド−御朱印を求めて歩く』
【著者】山歩おへんろ倶楽部
【出版情報】メイツ出版、2018年4月18日刊、1,630円(税別)
【紹介】「関東1都6県+甲信越5県(東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬・新潟・富山・長野・山梨・静岡)の山にある寺社を御朱印とともに紹介。」(HPより)
 
 メイツ出版
『カミサマをたずねて−津軽赤倉霊場の永助様』
【著者】根深誠
【出版情報】中央公論新社、2018年4月19日刊、2,000円(税別)
【紹介】「神聖なる赤倉霊場に息づく古代のカミサマ――イタコ、ゴミソ、オシラの三祈祷師。連綿と続く信仰の淵源を求め、信者をたずね歩いた探索の軌跡。」(HPより)
 
 中央公論新社
『山の霊力』(改訂新版)
【著者】町田宗鳳
【出版情報】山と渓谷社、2018年4月16日刊、1,500円(税別)
【紹介】「日本人の「いのち」の源は山にある。
縄文以来、この列島の住人は山の霊力を崇め、山に育まれて生きてきた。
大和の神奈備山から山岳信仰の霊場まで、全国の名山・霊山をめぐり、日本を代表する宗教学者が日本人の信仰の本質を探る。
なぜ私たちは山へ登りたいと思うのだろう。
山を眺めると懐かしさを感じるのはなぜだろう。
世界でも類を見ない日本人のユニークな宗教観の本質。
現代をより良く生きるための指南書。」(HPより)
 
 山と渓谷社
『神倉旧記録』
【出版情報】熊野地方史研究会(事務局 新宮市立図書館)、2018年3月31日刊、非売品
【紹介】お燈まつりの歴史などを記した熊野速玉大社所蔵の編年誌「神倉旧記録」を翻刻。
 
 問い合わせ:新宮市立図書館
『環境考古学と富士山』第2号
【編者】ふじのくに地球環境史ミュージアム・富士山世界遺産センター
【出版情報】雄山閣、2018年03月28日刊、2,808円
【紹介】「世界自然遺産 富士山は、日本文化のシンボルであるとともに、地球環境史においても重要な研究成果をもたらしている。
富士山の麓で、地球環境と日本文化の研究成果を提示する、文理融合の研究誌。特集「環境史の視点で切り拓く地平」」(HPより)
 
 雄山閣
『鎌ヶ谷・おふだづくし−信仰の玉手箱』
【著者】鎌ケ谷市郷土資料館
【出版情報】鎌ケ谷市郷土資料館、2018年3月刊、300円
【紹介】企画展の図録
 
 鎌ケ谷市郷土資料館
『聖なる霊場・六郷満山』
【編者】大分県立歴史博物館
【出版情報】戎光祥出版、2018年3月刊、1,500円(税別)
【紹介】「開山1300年!山岳信仰・天台仏教・浄土思想・修験などが融合し、独特な文化を育んだ国東半島。連綿と受け継がれてきた、神と仏が息づく奇跡の山の謎を解く」(HPより)
 
 戎光祥出版
『武州御嶽山の史的研究』
【編者】武蔵御嶽神社及び御師家古文書学術調査団
【出版情報】岩田書院、2018年3月刊、5,400円(税別)
【紹介】「武州御嶽山(みたけさん)(現・武蔵御嶽神社、東京都青梅市)は、古くから関東屈指の山岳信仰の霊場として知られ、江戸時代以来、一山を含む合議によって運営してきた旧神主家と御師家が存続しており、それらの家には貴重な古文書がほぼ未調査の状態で所蔵されていた。 そのため1995年から、法政大学と青梅市教育委員会では共同で調査団を組織し、学術調査に着手した。本書は、その過程で得られた成果を、調査団のメンバーが各自の問題意識にもとづき執筆した研究論文に、文化財年表・研究文献目録を付したもので、近世初期から近代に至る武州御嶽山の歴史を掘り下げ論述したものとなった。」(HPより)
 
 岩田書院
『近世修験の宗教民俗学的研究』
【著者】由谷裕哉
【出版情報】岩田書院、2018年3月刊、7,000円(税別)
【紹介】「本書では、序論と第一部第一章で、認識論(近世修験をどう捉えるか)および方法論(その対象をどう研究するか)について議論し、続く第二章以降と第二部で事例研究を展開する。
「本書で取り上げた主要事例の神-仏関係について、近世における寺院-神社の位置関係に注目して眺めてきた。(中略)
 しかしながら、神祇と仏教が習合して何らかの新しい宗教形態が生まれたのは中世までのことであり、近世の段階では、権現という共通の崇拝対象に複数の異なる出自の宗教者がそれぞれの仕方で奉斎した、と考える方が各事例に適合するのではないだろうか。例えば、修験は採燈護摩、不動慈救呪の読誦、法螺、等々に従事した、というふうに。(中略)
 そして、各々の事例における儀礼に関与した近世修験は、別当である天台真言僧、その配下の衆徒、また場合によっては社家あるいは在俗の者とも連携しながら、自らの出自に即した手法によって霊山と同一視される権現を奉斎したのではないか、という仮説を結論としたい。」(本書「結論」より)」(HPより)
 
 岩田書院
『祭礼行事「柱松」の民俗学的研究』
【著者】小畑紘一
【出版情報】岩田書院、2018年3月刊、12,800円(税別)
【紹介】「「柱松」は、多くは、夏の夜、柱に取り付けられた松明受けに向かって松明を投げ上げ、松明受けを燃やす、という祭礼行事である。行われている(いた)地域は、ほぼ、新潟・長野・山梨・静岡以西、鹿児島まで、広く分布し、名称も、ハシラマツのほか、ナゲタイマツ・アゲンダイ・トウロン・マツアゲ・アゲマツ・ヒアゲ・ギュウトウなどと呼ばれる。
本書は、全国299地点を実際に調査したデータをもとに、第T部で、その諸相を分析・分類し、この祭礼の構造と特徴を明らかにし、第U部で、長野県飯山市瑞穂「小(こ)菅(すげ)」の柱松を事例に、地理的・宗教的空間、歴史をふまえて、現行の祭礼行事の儀礼とその意義を考察。」(HPより)
 
 岩田書院
『猿楽と面(おもて)−大和・近江および白山の周辺から』
【編者】MIHO MUSEUM 【監修】伊東史朗
【出版情報】思文閣出版、2018年3月刊、3,200円(税別)
【紹介】「MIHO MUSEUM2018年春季特別展「猿楽と面―大和・近江および白山の周辺から―」の展覧会図録。
 平安後期から鎌倉時代の古面に始まり、南北朝から室町、安土桃山時代の大成期にわたる350点(うち重要文化財80点)の「面(おもて)」をカラーで掲載、さらに約500点の面の表/裏を一堂に収録する。
 興福寺や春日大社などに猿楽を奉仕した大和四座の本拠地大和、世阿弥の『風姿花伝』や『申楽談義』に大和猿楽に並ぶ勢力として登場し、延暦寺や日吉大社などに猿楽を奉仕した近江、そして霊峰白山の参拝口である加賀馬場、越前馬場、美濃馬場の祭礼に使われた面(おもて)などを幅広く収集し、中世の人々が熱狂した猿楽(能楽の古称)の世界を紐解く。」(HPより)
 
 思文閣出版
『「霊魂」を探して』
【著者】鵜飼秀徳
【出版情報】KADOKAWA、2018年2月22日刊、1,600円(税別)
【紹介】「電車の網棚への遺骨の置き去りが増えるなど、人々の霊魂観の薄れを感じさせるニュースが相次いでいる。
宗教界に目を転じれば、明確な霊魂観を持つところもある一方で、霊魂が存在するのかしないのか答えられない教団もある。
現代における日本人の霊魂観を探るため、著者は鎮魂の現場、土葬の風習が残る山村、各地に息衝くシャーマンなど、数々の「霊魂の現場」を訪ね歩いた。
さらに、1335人の僧侶、20宗教団体への調査を敢行。
ここに日本人の霊魂観が明らかになる。」(HPより)
 
 KADOKAWA
『身心変容のワザ〜技法と伝承―身体と心の状態を変容させる技法と伝承の諸相』
【編者】鎌田東二
【出版情報】サンガ、2018年2月20日刊、3,600円(税別)
【紹介】「本書の最大の特徴は、「身心変容」および「身心変容技法」の核心に迫ったところにあり、本シリーズの白眉を成す論考群だという点です。
あらゆる宗教は人間の身心を「変容」させる力と技術を内包しています。瞑想や観想然り。
音楽、舞踊、演劇、絵画、建築などの宗教に関わる芸術・芸能然り。
そうした各宗教文化における「身心変容」と「身心変容技法」について、多彩で広角的なアプローチで迫っていきます。」(HPより)
 
 サンガ
『近世在地修験と地域社会−秋田藩を事例に』
【著者】松野聡子
【出版情報】岩田書院、2018年2月刊、7,900円(税別)
【紹介】「本書は、近世秋田藩領の在地修験寺院(上法寺喜楽院・吉祥山両学院)の所蔵史料をもとに、近世中後期の修験寺院の寺院経営について論じ、村落の上層農であり知識層でもあり、当該地の民間信仰を支えた彼らが、地域社会や藩政において果たした役割についても論じる。」(HPより)
 
 岩田書院
『霊山信仰の地域的展開』
【編者】松崎憲三・山田直巳
【出版情報】岩田書院、2018年2月刊、7,000円(税別)
【紹介】「本書は、成城大学民俗学研究所の共同研究「霊山と民俗信仰」の成果報告書である。
東日本と西日本の地域差を視野に入れつつ、いくつかの霊山をピックアップし、人々が霊山に何を求めてきたのか、その歴史的変遷と現状を把握すること、および各霊山における民俗信仰の特徴を明らかにすること、この二つを目的として編まれた。
第一部では、地蔵で知られる代表的な霊山(西日本:伯耆大山・山城愛宕山/東日本:伊豆日金山・下野岩船山)を、第二部では、都市近郊の霊山(大阪:生駒山系/東京:高尾山)を対象とした。
また霊山参詣者は、里に散在する関連宗教施設を訪れるので、これらの宗教施設に力点をおいて分析したことも、本書の特色のひとつである。」(HPより)
 
 岩田書院
『わが愛しき福島の山 風景美と暮らし、そして信仰』
【著者】西岡義治
【出版情報】彩流社、2018年2月刊、2,000円(税別)
【紹介】「人を自然の一部と考え、一体化して生きようとする日本人の「自然観」を考える。
福島の山が好きで、長いあいだ歩いているうちにいろいろな人びとに出会った。
熊狩り、木地師、ぜんまい採り、イワナ釣り、山椒魚漁など、山に依存して生きる人びと。
伝統はいまなお脈々と息づいている。
こうした山と人とのかかわりをとおして、もっと広い視野から「山」をとらえ直してみたいと考えた。
本書は情報誌『会津嶺』に「わが愛する福島の山と人」として2015年9月?2017年8月号まで連載したものに加筆・修正したものである。」(HPより)
 
 彩流社
『醍醐寺の仏像』第1巻 如来
【監修】総本山醍醐寺
【編者】副島弘道
【出版情報】勉誠出版、2018年2月刊、49,680円(税込)
【紹介】「醍醐寺に伝わる国宝・重要文化財を含む仏教彫刻の全貌を、多年にわたる調査・研究に基づく詳細な説明と、資料を超えた美しく高精細な写真によって明らかにした、美術史・仏教史における醍醐寺の仏像の集大成。
「第一巻 如来」では、国宝「木造薬師如来および両脇侍像」、初紹介となる上醍醐清瀧宮伝来「水晶宝龕入り木造阿弥陀如来立像」(鎌倉時代前期)など29件の作品を、新たに撮影した600点余の写真資料とともに詳説する。」(HPより)
 
 勉誠出版
『伯耆国・大山歴史読本』
【出版情報】KADOKAWA、2018年1月26日刊、1,200円(税別)
【紹介】「平成30年(2018年)、伯耆大山の開山から1300年を迎える。この記念すべき年に歴史を読み直し、大自然の中に描かれた物語を知り、伯耆大山の偉大さ美しさを再認識できる1冊。」(HPより)
 
 KADOKAWA
『古代中世 山寺の考古学』
【著者】上野川勝
【出版情報】岩田書院、2018年1月刊、8,600円(税別)
【紹介】「本書は、古代中世における北東日本の山岳寺院遺跡・遺構を概観し、その類型化をはかる。ここでいう北東日本とは、畿内周辺から東海・北陸より以北・以東を示し、山岳寺院とは、山林寺院・山寺とも言われるもので、その存続期間や伽藍配置などからいくつかの類型を提示し、山寺の造寺における鍛冶の操業の在り方や、平場遺構から山寺群を分析する。」(HPより)
 
 岩田書院
『宗教民俗研究』第27号
【編者】日本宗教民俗学会
【出版情報】岩田書院、2018年1月刊、2,500円
【紹介】2015年度公開講演にとして宮家準「浄土教の列祖と山岳修験」、2016年度大会シンポジウム「<穢れ>をめぐる領域間の対話と議論の共有」が収録されています。シンポジウムの内容は、佐藤弘夫「山・古墳・浄土」、舩田淳一「古代・中世における<穢れ>研究の現状と課題」、片岡耕平「穢観念の多様性について」、阿部泰郎「中世の縁起・説話における『結界破り」と『穢を負う聖』の伝承」、鈴木正崇「<穢れ>と女人禁制」です。研究論文として、坂本要「関西の鉦講(双盤念仏)の行事と儀礼から」です。学会員への配布が原則ですが、購入希望の方は岩田書院で購入できます。
 
 岩田書院
『出雲鰐淵寺旧蔵・関係文書』
【編者】井上寛司
【出版情報】法藏館、2018年1月刊、15,120円(税込)
【紹介】「棟札・金石文等を含む中世の出雲鰐淵寺旧蔵文書と、全国的な視野に立って収集した寛文六年以前の関係文書を編年順に収録。巻末には花押一覧・解説・出雲鰐淵寺関係編年史料目録を付す。本書は先に刊行された鰐淵寺文書研究会編『出雲鰐淵寺文書』に対する「参考史料」という位置づけのもとに編集されており、両者を併用することで、鰐淵寺文書の全体像をより明らかにするものである。」(HPより)
 
 法藏館
『郷里(ふるさと)のシンボル 八面山の歴史と文化』
【著者】櫟木晋一郎
【出版情報】2018年1月刊、非売品
【紹介】「八面山は「眺めるもよし、登るもよし」といわれ、包丁を上に向けた様な特異な形をしており、中津市の「ふるさと」の山として親しまれている。
 本では、宇佐神宮と薦神社、箭山神社が密接に結びついていたと説明。航空写真などで3神社の位置関係も明確にする。
 八面山は八幡信仰の発祥の山で、修験道・英彦山と、六郷満山の宇佐・国東の宗教文化圏の中間にあり、「神の山、仏の山、心の山」として古代から崇拝されてきたと紹介。神幸祭や、休止している「水を敬う川祭り」などの写真も掲載してある。廃仏毀釈で大日寺を除き箭山神社だけになった歴史も伝えている。
 櫟木さんは「古老たちが亡くなり、八面山信仰の成り立ちを伝える人が少なくなった。資料として残したい」と話す。」(『毎日新聞』2018年2月10日地方版より)