これまでに紹介した書籍
2011年  2012年  2013年  2014年  2015年
2016年  2017年
『泰澄和尚と古代越知山・白山信仰』
【著者】堀大介
【出版情報】雄山閣、2018年11月20日刊、6,800円(税別)
【紹介】「山岳信仰の霊場と仰がれる北陸の白山を開創したと伝えられる奈良時代の僧泰澄について、伝記諸本の比較検討、泰澄ゆかりの福井県越智山周辺の考古学的検討を通して、その足跡と信仰の実態に迫る。」(HPより)
 
 雄山閣
『北の白山信仰−もう一つの「海上の道」』
【著者】前田速夫
【出版情報】河出書房新社、2018年11月16日刊、2,100円(税別)
【紹介】「被差別の民のこころのよりどころとなった白山信仰の謎、性格は東北地方のあり方でより顕著に見えてくる。そこに、北方狩猟民族のシャーマニズムがどう被さってくるかを探究する。」(HPより)
 
 河出書房新社
『聚美』第29号(特集:富士山−型の形成と展開)
【出版情報】聚美社、2018年10月5日刊、2,500円(税別)
【紹介】松島仁「富士山−絵画ジャンルの創生と展開」、三宅秀和「細川家伝来「雪舟富士絵」再見」、薄田大輔「狩野探幽と常信の富士図にみる型の継承と変奏」
 
 聚美社
『山岳霊場の考古学的研究』
【著者】時枝務
【出版情報】雄山閣、2018年8月25日刊、4,600円(税別)
【紹介】「山岳霊場は、日本の宗教のあり方を示す紀念物であり、日本人の精神を知るまたとない手がかりである。本書は、考古学の立場から、その実態に迫る研究であり、日本の宗教を考える多くの読者に届けたい一書である。」(HPより)
 
 雄山閣
『新編日本のミイラ仏をたずねて』
【著者】土方正志
【出版情報】出版社:天夢人、発売:山と溪谷社、2018年7月15日刊、1,800円(税別)
 
 チラシ(PDF)
『立山曼荼羅の成立と縁起・登山案内図』
【著者】福江充
【出版情報】岩田書院、2018年7月8日刊、8,600円(税別)
【紹介】「本書は、先に刊行した『立山信仰と三禅定−立山衆徒の檀那場と富士山・立山・白山−』(岩田書院 2017)に続くものである。前書は、立山信仰の伝播者たる芦峅寺衆徒の東海地方での檀那場形成と、その地域で盛んであった三禅定の習俗について考察した。そこで本書では、芦峅寺衆徒の活動が江戸時代初期から、芦峅寺一山の立山信仰世界を牽引する形で展開し、さらにその影響下で立山略縁起と木版立山登山案内図ができ、立山曼荼羅が成立したことを論証しようとするものである。併せて、檀那場形成における立山曼荼羅の絵解きの実態も考察する。」(HPより)
 
 岩田書院
『愛知の行者さま 資料編(尾張・三河)』
【著者】山中宣男
【出版情報】ブイツーソリューション、2018年7月8日刊、2,000円(税別)
【紹介】「「愛知の行者さま」発刊からほぼ3年。 愛知の役行者像は、総数およそ750体となり、ほぼ網羅しましたので、集大成としてまとめさせていただきました。 大幅ページ増量の資料編です。 役行者像好きの方のみならず、石仏探訪や登山の寄り道にも「愛知の行者さま図鑑」としてご活用いただけましたら幸いです。」(HPより)
 
 ブイツーソリューション
『信仰の対象、芸術の源泉 世界遺産 富士山の魅力を生かす』
【監修】五十嵐敬喜、岩槻邦男、松浦晃一郎、西村幸夫
【出版情報】ブックエンド、2018年7月2日刊、1,800円(税別)
【紹介】「富士山は2013年に世界文化遺産に登録された。その構成資産は、山域の遺構・神社、富士五湖、三保松原など25にのぼり、多くは自然環境と一体となっている。現在、富士山頂には毎年30万人近くが登り、ふもとを周遊する来訪者を入れるとじつに2千万人が訪れており、自然の保存管理が最大の課題である。独立峰である富士山の美しい姿は世界的にも有名で、日本人の心象風景であり、日本の国そのものの代名詞ともいえる存在。本書は、登録5周年を記念して、信仰の対象、芸術の源泉として世界に価値を認めたれた富士山の魅力を再確認し、次世代に伝えていくための一冊。」(HPより)
 
 ブックエンド
『答えは自分の感じた中にある−清々しく生きるための山伏のヒント』
【著者】星野文紘
【出版情報】家の光協会、2018年7月1日刊、1,400円(税別)
【紹介】「羽黒山伏の著者が、厳しい修業を通じて会得した「気づき」の数々。考えすぎてネガティブ思考になりがちな人に「自分の感じたままに生きる」ことの大切さを教えてくれる。人生に行き詰まりを感じている人に。」(HPより)
 
 家の光ネット
『笠置寺激動の1300年:ある山寺の歴史』(改訂新版)
【著者】小林義亮
【出版情報】宮帯出版社、2018年7月刊、1,800円(税別)
【紹介】「京の南、風光明媚な山の頂に佇む屈指の古刹、笠置寺。歴史の荒波に翻弄されながらも連綿と続いた1,300年の歩みを、丹念な調査研究により振り返り、五十六億七千万年後弥勒下生の未来を照射する。同地に生を受けた著者による、景勝地・笠置の詳細な解説も魅力。」(HPより)
 
 宮帯出版社
『天河大辨財天社の宇宙 神道の未来へ』
【著者】柿坂神酒之祐/鎌田東二
【出版情報】春秋社、2018年7月刊、1,900円(税別)
【紹介】「〈神道〉とはいったい何か。神仏習合の一大拠点、謎の奈良吉野・天河大辨財天社をめぐって、〈神道の心〉と、これからの〈宗教〉の未来を展望する。柿坂神酒之祐宮司と鎌田東二教授の絶妙のコラボが開く、〈神道〉と〈修験道〉と〈神仏〉の不思議の世界とは。」(HPより)
 
 春秋社
『大いなる神仏の山大山−その歴史と民俗』
【編者】鳥取県立博物館
【出版情報】鳥取県立博物館、2018年6月刊
【紹介】同企画展の図録
 
 鳥取県立博物館
『醍醐寺』
【編者】西弥生
【出版情報】戎光祥出版、シリーズ・中世の寺社と武士 第1巻、2018年6月刊、8,000円(税別)
【紹介】「寺社と武士の関係から中世を見通す論文集シリーズ、創刊! 古来より、「祈祷」を通じて社会に貢献してきた真言宗醍醐派の総本山。膨大な文書群をひも解き、武家政権や地域権力との関わりから、中世醍醐寺の特質を描写する。」(HPより)
 
 戎光祥出版
『熊野と神楽−聖地の根源的力を求めて−』
【著者】鈴木正崇
【出版情報】平凡社、2018年5月15日刊、1,000円(税別)/Kindle版 864円
【紹介】「中世以降、個性的な展開をとげた熊野信仰を、湯立、縁起の伝播、神楽の生成を軸に、花祭や彦山との対比、修験道の役割にも目を配りつつ分析、聖地熊野の根源を探りあてる。」(HPより)
 
 平凡社
『よく生き、よく死ぬための仏教入門−「神仏和合」の修験道ならではの智恵』
【著者】田中利典
【出版情報】扶桑社新書、2018年5月2日刊、850円(税別)
【紹介】「本書は日本独自の「神仏和合」=修験道の僧侶が、日本ならではの死生観、弔いのこころ、そして仏教の基本的なことを説いた本です。思索で仏教を理解したうえに、修行で仏教を体得した著者の解説は私たち日本人の魂に響き、古来から綿々と続く死生観に関してストンと腑に落ちるものがあります。まさによく生き、良く死ぬための道標となる書です。 」(HPより)
 
 扶桑社
『江戸川区の富士講と富士塚調査報告書』
【編者】江戸川区教育委員会事務局教育推進課文化財係
【出版情報】江戸川区教育委員会、2018年5月刊、1,000円(税別)
【紹介】江戸川区の富士講と、区内に所在する富士塚および富士講碑に関する調査報告書
 
 江戸川区
『内藤正敏 異界出現』
【執筆】石田哲朗(東京都写真美術館学芸員)【編集】東京都写真美術館
【出版情報】東京都写真美術館、2018年5月刊、2,160円(税込)
【紹介】「内藤正敏 異界出現」展の展示図録。「本展は異色の写真家・内藤正敏の50年を超える軌跡をたどりご紹介します。作家は60年代の初期作品において、化学反応で生まれる現象を接写して生命の起源や宇宙の生成の姿を捉えました。その後、山形県・湯殿山麓での即身仏との出会いをきっかけに、60年代後半から80年代にかけて、主に東北地方で民間信仰の現場に取材した〈婆バクハツ!〉〈遠野物語〉など刺激的な写真シリーズを次々と発表しました。また作家は自らの写真に触発された民俗学研究も手がけ、東北と江戸・東京、科学と宗教といった異質なテーマを交差させ、日本文化の隠された思想体系を発見する研究論文をこれまでに多数発表してきました。90年代以降は、そうした研究と自身の想像力を融合させ、修験道の霊山における空間思想を解読するシリーズ〈神々の異界〉を手がけています。
 「モノの本質を幻視できる呪具」である写真と、見えない世界を視るための「もう一つのカメラ」である民俗学を手段として、現世の向こう側に幻のように浮かび上がる「異界」を発見する人、内藤正敏。そのヴィジョンは、今日の私たちに大きな戦慄と深い洞察を与えてくれるはずです。本展は主な写真シリーズを通して、その50年を超える足跡をたどるとともに、その表現に通底する独自の世界観、生命観をとらえていきます。」(HPより)
 
 東京都写真美術館
『三峯神社 開運ビジュアルブック』
【著者】写真 山崎エリナ、協力 三峯神社
【出版情報】グッドブックス、2018年5月刊、1,500円(税別)
【紹介】「奥秩父(埼玉県)の三峯神社は、「関東最大のパワースポット」「白い氣守りを求めて行列ができる神社」「お犬さまの霊験の聖地」としてメディアでたびたび取り上げられ、いま最も人気のある神社と言えます。 本書は、その人気のひみつに迫ったビジュアルブックです。」(HPより)
 
 グッドブックス
『役行者伝の謎(新装版)』
【著者】銭谷武平
【出版情報】東方出版、2018年5月刊、2,000円(税別)
【紹介】「修験道の開祖、役行者の伝説・伝承の森に分け入る。呪術者・優婆塞・居士・奇僧・超人・神変大菩薩など、いろいろな顔を持つ役行者にまつわる謎と神秘を、伝記の森に探り、解きほぐす。」(HPより)
 
 東方出版
『圓教寺奥之院:開山堂と護法堂』
【編者】吉田扶希子/圓教寺叢書編集委員会
【出版情報】書寫山圓教寺、圓教寺叢書 第1巻、2018年4月24日刊、2,200円(税別)
【紹介】「平安の頃より一千年の法灯を守り継ぎ,広大な山上伽藍に鎮座する播磨国書寫山圓教寺・奥之院。2009年,開基・性空上人の御真骨の発見を契機に行われた最新調査をもとに,開山堂・護法堂(国指定重要文化財)の優れた建築意匠,平安・鎌倉期の仏像など,奥之院の全貌を明らかにする。開創1050年を記念して,日本史に刻まれる同寺の足跡と貴重な文化財を全10巻で紹介する。」(HPより)
 
 集広舎
『開山 小尾権三郎−上古田を中心とする信仰と甲斐駒ヶ岳』
【出版情報】茅野市八ヶ岳総合博物館、2018年4月28日刊
【紹介】「甲斐駒ヶ岳を開山した延命行者 小尾権三郎(1796-1819)は、信濃国諏訪郡上古田村(現在の茅野市豊平上古田区)の生まれ、文化13(1816)年に開山に成功しました。没後200年にあたり、その遺品や自画像などを展示します。」(HPより)
 
 特別展チラシ(表)特別展チラシ(裏)
『弥彦神社 各地分布の謎−全国四十七分社探訪記』
【著者】山ア幸和
【出版情報】新潟日報事業社、2018年4月22日刊、2,600円(税別)
【紹介】「越後一宮弥彦神社の分社は「やひこ」「いやひこ」と称される。 その数は全国で47社を数えるが、なぜその地に創建されたのか。 そのすべての地に足を運び、目で確かめ、耳で聴き取って由緒の究明を試みた神社探訪記。 弥彦神社御遷座百年記念出版。」(HPより)
 
 新潟日報事業社
『関東・甲信越 山の神社・仏閣 札所ガイド−御朱印を求めて歩く』
【著者】山歩おへんろ倶楽部
【出版情報】メイツ出版、2018年4月18日刊、1,630円(税別)
【紹介】「関東1都6県+甲信越5県(東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬・新潟・富山・長野・山梨・静岡)の山にある寺社を御朱印とともに紹介。」(HPより)
 
 メイツ出版
『カミサマをたずねて−津軽赤倉霊場の永助様』
【著者】根深誠
【出版情報】中央公論新社、2018年4月19日刊、2,000円(税別)
【紹介】「神聖なる赤倉霊場に息づく古代のカミサマ――イタコ、ゴミソ、オシラの三祈祷師。連綿と続く信仰の淵源を求め、信者をたずね歩いた探索の軌跡。」(HPより)
 
 中央公論新社
『山の霊力』(改訂新版)
【著者】町田宗鳳
【出版情報】山と渓谷社、2018年4月16日刊、1,500円(税別)
【紹介】「日本人の「いのち」の源は山にある。
縄文以来、この列島の住人は山の霊力を崇め、山に育まれて生きてきた。
大和の神奈備山から山岳信仰の霊場まで、全国の名山・霊山をめぐり、日本を代表する宗教学者が日本人の信仰の本質を探る。
なぜ私たちは山へ登りたいと思うのだろう。
山を眺めると懐かしさを感じるのはなぜだろう。
世界でも類を見ない日本人のユニークな宗教観の本質。
現代をより良く生きるための指南書。」(HPより)
 
 山と渓谷社
『神倉旧記録』
【出版情報】熊野地方史研究会(事務局 新宮市立図書館)、2018年3月31日刊、非売品
【紹介】お燈まつりの歴史などを記した熊野速玉大社所蔵の編年誌「神倉旧記録」を翻刻。
 
 問い合わせ:新宮市立図書館
『環境考古学と富士山』第2号
【編者】ふじのくに地球環境史ミュージアム・富士山世界遺産センター
【出版情報】雄山閣、2018年03月28日刊、2,808円
【紹介】「世界自然遺産 富士山は、日本文化のシンボルであるとともに、地球環境史においても重要な研究成果をもたらしている。
富士山の麓で、地球環境と日本文化の研究成果を提示する、文理融合の研究誌。特集「環境史の視点で切り拓く地平」」(HPより)
 
 雄山閣
『17〜19世紀の近畿・東海地方における富士信仰の受容』
【編者】山形隆司
【出版情報】科学研究費補助金 基盤研究(C)研究成果報告書、2018年3月25日刊
『鈴川の富士塚』
【編者】富士市教育委員会
【出版情報】富士市教育委員会、2018年3月刊、1,400円
 
 文化財刊行物出版一覧(富士市)
『鳥海山修験−山麓の生活と信仰』
【著者】神田より子
【出版情報】岩田書院、2018年3月刊、7,200円(税別)
【紹介】「鳥海山はその山頂を、山形県遊佐町と、秋田県由利本荘市・にかほ市とで分け、古来、その境界をめぐり相論を繰り返してきた。本書では、それぞれの登山ルートごとに信仰圏をもつ五地区〔蕨岡(わらびおか)・吹浦(ふくら)・小滝(こたき)・矢島(やしま)・滝沢(たきざわ)〕の修験につき、長期にわたる現地調査を行い、多くの史料を発掘して、各修験の独自性と共通性を明らかにした。」(HPより)
 
 岩田書院
『佐賀県近世史料』第10編(宗教編)第6巻
【編者】佐賀県立図書館
【出版情報】佐賀県立図書館、2018年3月刊、10,000円
【紹介】「今春は第10編(宗教編)第6巻(通巻26冊目)として、『彦山権現御祭入具帳(ひこさんごんげんおまつりにゅうぐちょう)』や『肥前国御檀中芳名録(ひぜんのくにごだんちゅうほうめいろく』等「佐賀の山岳信仰」に関する史料集を刊行しました。
英彦山は「九州九ヶ国総鎮守」として、古来より修験道の霊山として崇められ、出羽三山(山形県)・大峰山(奈良県)と並んで日本の三大修験道のひとつでした。佐賀の歴代藩主は、代々この英彦山及びその分霊を迎え祭る嘉瀬の徳善院を厚く信仰しています。その徳善院で三年に一度行われる彦山祭について書かれた『彦山権現御祭入具帳』は、彦山祭が藩祖鍋島直茂の祖父清久の時代から継続して行われ、鍋島家が彦山権現の信仰に深く関わっていたことがわかります。また、『肥前国御檀中芳名録』には藩主鍋島家を始めとして、家臣団、百姓、町人に至る名前が記され、当時存在していた村落やそこに居住していた人々の貴重な情報を得ることができます。」(HPより)
 
 佐賀県
『鎌ヶ谷・おふだづくし−信仰の玉手箱』
【著者】鎌ケ谷市郷土資料館
【出版情報】鎌ケ谷市郷土資料館、2018年3月刊、300円
【紹介】企画展の図録
 
 鎌ケ谷市郷土資料館
『聖なる霊場・六郷満山』
【編者】大分県立歴史博物館
【出版情報】戎光祥出版、2018年3月刊、1,500円(税別)
【紹介】「開山1300年!山岳信仰・天台仏教・浄土思想・修験などが融合し、独特な文化を育んだ国東半島。連綿と受け継がれてきた、神と仏が息づく奇跡の山の謎を解く」(HPより)
 
 戎光祥出版
『武州御嶽山の史的研究』
【編者】武蔵御嶽神社及び御師家古文書学術調査団
【出版情報】岩田書院、2018年3月刊、5,400円(税別)
【紹介】「武州御嶽山(みたけさん)(現・武蔵御嶽神社、東京都青梅市)は、古くから関東屈指の山岳信仰の霊場として知られ、江戸時代以来、一山を含む合議によって運営してきた旧神主家と御師家が存続しており、それらの家には貴重な古文書がほぼ未調査の状態で所蔵されていた。 そのため1995年から、法政大学と青梅市教育委員会では共同で調査団を組織し、学術調査に着手した。本書は、その過程で得られた成果を、調査団のメンバーが各自の問題意識にもとづき執筆した研究論文に、文化財年表・研究文献目録を付したもので、近世初期から近代に至る武州御嶽山の歴史を掘り下げ論述したものとなった。」(HPより)
 
 岩田書院
『近世修験の宗教民俗学的研究』
【著者】由谷裕哉
【出版情報】岩田書院、2018年3月刊、7,000円(税別)
【紹介】「本書では、序論と第一部第一章で、認識論(近世修験をどう捉えるか)および方法論(その対象をどう研究するか)について議論し、続く第二章以降と第二部で事例研究を展開する。
「本書で取り上げた主要事例の神-仏関係について、近世における寺院-神社の位置関係に注目して眺めてきた。(中略)
 しかしながら、神祇と仏教が習合して何らかの新しい宗教形態が生まれたのは中世までのことであり、近世の段階では、権現という共通の崇拝対象に複数の異なる出自の宗教者がそれぞれの仕方で奉斎した、と考える方が各事例に適合するのではないだろうか。例えば、修験は採燈護摩、不動慈救呪の読誦、法螺、等々に従事した、というふうに。(中略)
 そして、各々の事例における儀礼に関与した近世修験は、別当である天台真言僧、その配下の衆徒、また場合によっては社家あるいは在俗の者とも連携しながら、自らの出自に即した手法によって霊山と同一視される権現を奉斎したのではないか、という仮説を結論としたい。」(本書「結論」より)」(HPより)
 
 岩田書院
『祭礼行事「柱松」の民俗学的研究』
【著者】小畑紘一
【出版情報】岩田書院、2018年3月刊、12,800円(税別)
【紹介】「「柱松」は、多くは、夏の夜、柱に取り付けられた松明受けに向かって松明を投げ上げ、松明受けを燃やす、という祭礼行事である。行われている(いた)地域は、ほぼ、新潟・長野・山梨・静岡以西、鹿児島まで、広く分布し、名称も、ハシラマツのほか、ナゲタイマツ・アゲンダイ・トウロン・マツアゲ・アゲマツ・ヒアゲ・ギュウトウなどと呼ばれる。
本書は、全国299地点を実際に調査したデータをもとに、第T部で、その諸相を分析・分類し、この祭礼の構造と特徴を明らかにし、第U部で、長野県飯山市瑞穂「小(こ)菅(すげ)」の柱松を事例に、地理的・宗教的空間、歴史をふまえて、現行の祭礼行事の儀礼とその意義を考察。」(HPより)
 
 岩田書院
『猿楽と面(おもて)−大和・近江および白山の周辺から』
【編者】MIHO MUSEUM 【監修】伊東史朗
【出版情報】思文閣出版、2018年3月刊、3,200円(税別)
【紹介】「MIHO MUSEUM2018年春季特別展「猿楽と面―大和・近江および白山の周辺から―」の展覧会図録。
 平安後期から鎌倉時代の古面に始まり、南北朝から室町、安土桃山時代の大成期にわたる350点(うち重要文化財80点)の「面(おもて)」をカラーで掲載、さらに約500点の面の表/裏を一堂に収録する。
 興福寺や春日大社などに猿楽を奉仕した大和四座の本拠地大和、世阿弥の『風姿花伝』や『申楽談義』に大和猿楽に並ぶ勢力として登場し、延暦寺や日吉大社などに猿楽を奉仕した近江、そして霊峰白山の参拝口である加賀馬場、越前馬場、美濃馬場の祭礼に使われた面(おもて)などを幅広く収集し、中世の人々が熱狂した猿楽(能楽の古称)の世界を紐解く。」(HPより)
 
 思文閣出版
『「霊魂」を探して』
【著者】鵜飼秀徳
【出版情報】KADOKAWA、2018年2月22日刊、1,600円(税別)
【紹介】「電車の網棚への遺骨の置き去りが増えるなど、人々の霊魂観の薄れを感じさせるニュースが相次いでいる。
宗教界に目を転じれば、明確な霊魂観を持つところもある一方で、霊魂が存在するのかしないのか答えられない教団もある。
現代における日本人の霊魂観を探るため、著者は鎮魂の現場、土葬の風習が残る山村、各地に息衝くシャーマンなど、数々の「霊魂の現場」を訪ね歩いた。
さらに、1335人の僧侶、20宗教団体への調査を敢行。
ここに日本人の霊魂観が明らかになる。」(HPより)
 
 KADOKAWA
『身心変容のワザ〜技法と伝承―身体と心の状態を変容させる技法と伝承の諸相』
【編者】鎌田東二
【出版情報】サンガ、2018年2月20日刊、3,600円(税別)
【紹介】「本書の最大の特徴は、「身心変容」および「身心変容技法」の核心に迫ったところにあり、本シリーズの白眉を成す論考群だという点です。
あらゆる宗教は人間の身心を「変容」させる力と技術を内包しています。瞑想や観想然り。
音楽、舞踊、演劇、絵画、建築などの宗教に関わる芸術・芸能然り。
そうした各宗教文化における「身心変容」と「身心変容技法」について、多彩で広角的なアプローチで迫っていきます。」(HPより)
 
 サンガ
『近世在地修験と地域社会−秋田藩を事例に』
【著者】松野聡子
【出版情報】岩田書院、2018年2月刊、7,900円(税別)
【紹介】「本書は、近世秋田藩領の在地修験寺院(上法寺喜楽院・吉祥山両学院)の所蔵史料をもとに、近世中後期の修験寺院の寺院経営について論じ、村落の上層農であり知識層でもあり、当該地の民間信仰を支えた彼らが、地域社会や藩政において果たした役割についても論じる。」(HPより)
 
 岩田書院
『霊山信仰の地域的展開』
【編者】松崎憲三・山田直巳
【出版情報】岩田書院、2018年2月刊、7,000円(税別)
【紹介】「本書は、成城大学民俗学研究所の共同研究「霊山と民俗信仰」の成果報告書である。
東日本と西日本の地域差を視野に入れつつ、いくつかの霊山をピックアップし、人々が霊山に何を求めてきたのか、その歴史的変遷と現状を把握すること、および各霊山における民俗信仰の特徴を明らかにすること、この二つを目的として編まれた。
第一部では、地蔵で知られる代表的な霊山(西日本:伯耆大山・山城愛宕山/東日本:伊豆日金山・下野岩船山)を、第二部では、都市近郊の霊山(大阪:生駒山系/東京:高尾山)を対象とした。
また霊山参詣者は、里に散在する関連宗教施設を訪れるので、これらの宗教施設に力点をおいて分析したことも、本書の特色のひとつである。」(HPより)
 
 岩田書院
『わが愛しき福島の山 風景美と暮らし、そして信仰』
【著者】西岡義治
【出版情報】彩流社、2018年2月刊、2,000円(税別)
【紹介】「人を自然の一部と考え、一体化して生きようとする日本人の「自然観」を考える。
福島の山が好きで、長いあいだ歩いているうちにいろいろな人びとに出会った。
熊狩り、木地師、ぜんまい採り、イワナ釣り、山椒魚漁など、山に依存して生きる人びと。
伝統はいまなお脈々と息づいている。
こうした山と人とのかかわりをとおして、もっと広い視野から「山」をとらえ直してみたいと考えた。
本書は情報誌『会津嶺』に「わが愛する福島の山と人」として2015年9月?2017年8月号まで連載したものに加筆・修正したものである。」(HPより)
 
 彩流社
『醍醐寺の仏像』第1巻 如来
【監修】総本山醍醐寺
【編者】副島弘道
【出版情報】勉誠出版、2018年2月刊、49,680円(税込)
【紹介】「醍醐寺に伝わる国宝・重要文化財を含む仏教彫刻の全貌を、多年にわたる調査・研究に基づく詳細な説明と、資料を超えた美しく高精細な写真によって明らかにした、美術史・仏教史における醍醐寺の仏像の集大成。
「第一巻 如来」では、国宝「木造薬師如来および両脇侍像」、初紹介となる上醍醐清瀧宮伝来「水晶宝龕入り木造阿弥陀如来立像」(鎌倉時代前期)など29件の作品を、新たに撮影した600点余の写真資料とともに詳説する。」(HPより)
 
 勉誠出版
『伯耆国・大山歴史読本』
【出版情報】KADOKAWA、2018年1月26日刊、1,200円(税別)
【紹介】「平成30年(2018年)、伯耆大山の開山から1300年を迎える。この記念すべき年に歴史を読み直し、大自然の中に描かれた物語を知り、伯耆大山の偉大さ美しさを再認識できる1冊。」(HPより)
 
 KADOKAWA
『古代中世 山寺の考古学』
【著者】上野川勝
【出版情報】岩田書院、2018年1月刊、8,600円(税別)
【紹介】「本書は、古代中世における北東日本の山岳寺院遺跡・遺構を概観し、その類型化をはかる。ここでいう北東日本とは、畿内周辺から東海・北陸より以北・以東を示し、山岳寺院とは、山林寺院・山寺とも言われるもので、その存続期間や伽藍配置などからいくつかの類型を提示し、山寺の造寺における鍛冶の操業の在り方や、平場遺構から山寺群を分析する。」(HPより)
 
 岩田書院
『宗教民俗研究』第27号
【編者】日本宗教民俗学会
【出版情報】岩田書院、2018年1月刊、2,500円
【紹介】2015年度公開講演にとして宮家準「浄土教の列祖と山岳修験」、2016年度大会シンポジウム「<穢れ>をめぐる領域間の対話と議論の共有」が収録されています。シンポジウムの内容は、佐藤弘夫「山・古墳・浄土」、舩田淳一「古代・中世における<穢れ>研究の現状と課題」、片岡耕平「穢観念の多様性について」、阿部泰郎「中世の縁起・説話における『結界破り」と『穢を負う聖』の伝承」、鈴木正崇「<穢れ>と女人禁制」です。研究論文として、坂本要「関西の鉦講(双盤念仏)の行事と儀礼から」です。学会員への配布が原則ですが、購入希望の方は岩田書院で購入できます。
 
 岩田書院
『出雲鰐淵寺旧蔵・関係文書』
【編者】井上寛司
【出版情報】法藏館、2018年1月刊、15,120円(税込)
【紹介】「棟札・金石文等を含む中世の出雲鰐淵寺旧蔵文書と、全国的な視野に立って収集した寛文六年以前の関係文書を編年順に収録。巻末には花押一覧・解説・出雲鰐淵寺関係編年史料目録を付す。本書は先に刊行された鰐淵寺文書研究会編『出雲鰐淵寺文書』に対する「参考史料」という位置づけのもとに編集されており、両者を併用することで、鰐淵寺文書の全体像をより明らかにするものである。」(HPより)
 
 法藏館
『郷里(ふるさと)のシンボル 八面山の歴史と文化』
【著者】櫟木晋一郎
【出版情報】2018年1月刊、非売品
【紹介】「八面山は「眺めるもよし、登るもよし」といわれ、包丁を上に向けた様な特異な形をしており、中津市の「ふるさと」の山として親しまれている。
 本では、宇佐神宮と薦神社、箭山神社が密接に結びついていたと説明。航空写真などで3神社の位置関係も明確にする。
 八面山は八幡信仰の発祥の山で、修験道・英彦山と、六郷満山の宇佐・国東の宗教文化圏の中間にあり、「神の山、仏の山、心の山」として古代から崇拝されてきたと紹介。神幸祭や、休止している「水を敬う川祭り」などの写真も掲載してある。廃仏毀釈で大日寺を除き箭山神社だけになった歴史も伝えている。
 櫟木さんは「古老たちが亡くなり、八面山信仰の成り立ちを伝える人が少なくなった。資料として残したい」と話す。」(『毎日新聞』2018年2月10日地方版より)