『立山のお地蔵さま』
特別企画展「立山のお地蔵さま−苦しみに寄りそう−」図録
【編者】立山博物館
【出版情報】富山県[立山博物館]、2022年9月17日刊、1,200円
【紹介】「「山中に地獄あり」と信じられた立山は、その昔、地蔵霊場としても広く知られており、米国・ワシントンのフリーア美術館所蔵の『地蔵菩薩霊験記絵巻』(鎌倉時代)には、女性の亡者の身代わりとなって立山地獄の業火に焼かれるお地蔵さまが描かれています。
やがて、立山信仰の中核の座は阿弥陀さまに移りますが、江戸時代に制作された「立山曼荼羅」にも多くの場面でお地蔵さまの姿が描かれています。
そして、現在も県内外に立山ゆかりのお地蔵さまが伝わり、その土地の人々や訪れる人々の心のよりどころとされています。地獄の救い主とされたお地蔵さまへの信仰は、立山の豊かな伏流水のごとく人々の心に沁みわたっているようです。
本企画展では、ときに身を捨ててまで人々の苦しみに寄りそうお地蔵さまの姿かたちを、立山ゆかりの説話や絵画、仏像から紹介します。」(HPより)
 
 立山博物館
『能登の宗教・民俗の生成』
【編者】由谷裕哉
【出版情報】桂書房、2022年9月30日刊、2,500円
【紹介】「本書は、近世に離山した石動山大蔵坊の里修験が在地の信仰生活にいかに根ざして影響を与えたかを考察する(鏑木)。日露戦後から1930年代までに能登に関して著された郷土研究のうち、宗教と民俗に関する言説を考察する(由谷)。口能登・氷見(富山)でみられる嫁が親の死去後に実家の檀那寺で行われる「コンゴウ」という法要に参加する習俗について、先行研究を踏まえながら考察する(本林)。重要無形民俗文化財である「気多の鵜祭」について、年占と位置づける観点がどのように登場したかを、古文書を網羅的に再検討する(干場)など、能登の宗教と民俗に関する事象あるいはその研究方法が新たに生成してきた事情に焦点を当てた。」(HPより)
 
 桂書房
『女人禁制』
【著者】鈴木正崇
【出版情報】講談社学術文庫、2022年4月14日刊、920円(+税)、ISBN 978-4-06-527711-9
【紹介】「男女同権はすくなくとも社会通念上は、あたりまえの前提となって久しい。
だが、日本の各地には、女性の立ち入りを禁止する聖域や、特定の神事には女性を参加させないという慣行が現在も存在している。
そして、大相撲の土俵についての「禁制」は、たびたび物議をかもしてきた。
「女人禁制」とはいかなる背景から生まれ、変化する政治や社会の中で受け継がれてきたか。
なぜ、時に激しい批判にさらされながらも、人々はそれを守ろうとするのか。
女性たちは禁制をどのように受容し、あるいは抵抗し、つくり変えてきたのか。
「差別」として批判をする人々と、「伝統」として守ろうとする人々。
この対立構図は、当事者達にとって調停不可能であり、今後も継続することが予想される。
本書では、文化人類学的分析を柱にしつつ、宗教学、民俗学、歴史学、国文学、社会学など様々の分野の成果を取り込んで、暗黙の前提を覆し、賛成か反対か、伝統か差別かという二分法を乗り越える視点を提示するものである。
第一人者が、真の解決に不可欠な知見を、この一冊でわかりやすく示す!」(HPより)
 
 講談社
『人のつながりの歴史・民俗・宗教−「講」の文化論−』
【監修】長谷部八朗、【編者】講研究会編集委員会
【出版情報】八千代出版、2022年4月刊、2,530円、ISBN 978-4-8429-1828-0
【紹介】「歴史学、民俗学、宗教学における講研究の成果を基礎として、人がつながりを形成し、活用し、存続させていく様相をとらえ、集団形成にまつわる文化を学際的に学べるように意図されて編集。「講」という日本独特の集団を素材として、人がつながりを作り集団を成すという普遍的な事象から、つながりの文化を考える。ここから、読者自身も様々なつながりに囲まれてせいかつしていることに気づくだろう。本書は「講」に関する初めての手引書でもある」(HPより)
 
 八千代出版
『新 綜覧 立山曼荼羅』
【編者】富山県[立山博物館]
【出版情報】富山県[立山博物館]、2022年3月31日刊、1,800円
【紹介】「立山博物館開館30周年記念として、この10年間で新たに確認された3点と平成23年度の20周年記念特別企画展『綜覧 立山曼荼羅』では紹介できなかった1点を含めた52点の立山曼荼羅を掲載し、最新の研究成果なども加えた」(HPより)
 
 立山博物館
『富士山学』第2号
【編者】静岡県富士山世界遺産センター
【出版情報】雄山閣、2022年3月25日刊、2,860円、ISBN 9784639028239
【紹介】「静岡県富士山世界遺産センターの活動としての研究・調査課題や、個々の研究員が進めている富士山に関する最新の学術研究の研究成果をまとめる。」(HPより)
 
 雄山閣
『日光山秘話 知られざる日光の歴史を辿る』
【著者】中川光熹
【出版情報】随想舎、2022年3月1日刊、5,500円、ISBN 978-4-88748-398-9
【紹介】「日光山信仰を切り拓いた山岳修験の歴史をたどるとともに、今まで明らかにされてこなかった「秘話」や新たに発掘された「日光山と鎌倉街道」など日光山を網羅した労作。」(HPより)
 
 随想舎
 これまでに紹介した書籍
2011年  2012年  2013年  2014年  2015年
2016年  2017年  2018年  2019年  2020年
2021年